昨晩、小部屋の整理のために突っ張り棒を購入しました。
ハンズはニトリが隣接しているためか整理収納用品はちょっと物足りない印象です。
そして今日、取り付けてみたもののやはり突っ張り棒1本では劇的な変化は無かったという脱力の週末、金曜日の夜となってしまいました…。
しかし、片付けているうちにいろいろなモノが出てきました。
記事を書こうと思ってスクラップしていた新聞の切り抜き片。やや古いのですが、せっかくなのでアップしておこうと思います。
○青梅線と革命思想の関係
(2/27 朝日「歴史のダイヤグラム」)
村上春樹の小説「1Q84」には、主人公の一人、天吾と「ふかえり」と呼ばれる少女が立川から青梅線の電車に乗る場面がある。
……2人は青梅から4駅目の二俣尾で降りた。駅からタクシーで行ったところに戎野(えびすの)という男が住んでいた。戎野はふかえりの父、深田保の親友だった。毛沢東の革命思想を信奉していた深田は、山梨県の山中に「さきがけ」と呼ばれるコミューンを築いたが、やがて革命を希求すべきか否かをめぐる内紛が起こり、行方不明になった。ふかえりだけが県境を越え青梅線に乗り、戎野の家までやって来た。それ以来、戎野はずっとふかえりを育ててきた。
青梅線と革命思想の関係は浅くない。きっかけとなったのは、日本共産党が1951(昭和26)年に開かれた第4回全国協議会で反米武装闘争の方針を決定し、毛沢東思想をもとに革命の担い手となる「山村工作隊」を奥多摩一帯に派遣したことだ。
在日朝鮮人2世の作家、高史明もその一人だった。……だが山村工作隊は村民からの支持を全く得られず、失敗に終わった。55年に開かれた第6回全国協議会で、反米武装闘争方針は誤りとして否定された。
それでも毛沢東思想を信奉する新左翼は、奥多摩を革命の拠点にしようとした。後に連合赤軍の最高幹部になる永田洋子は、東京都と山梨県の境にある雲取山に山岳ベースを築くことを提案した。「私たちは氷川の駅まで電車で行き、そこからバスで雲取山の入り口まで行った」(『十六の墓標』)
『1Q84』で天吾とふかえりが眺めた青梅線の車窓風景は、50年代から70年代にかけて革命を志した多くの若者が見た風景と重なっていた。村上春樹が青梅と奥多摩の間に位置する駅を小説の舞台にしたのは、それなりの意味があったのだ。 (原武史・政治学者)
○個性に磨き 若者魅了
(2020年12/20 日経「変貌♨️東京銭湯」)
…都によると、19年末時点の都内銭湯数は520で10年前から4割減った。一方で実は利用者は増えつつある。……
△記事にあるのは、「新旧が融合する大正ロマン」はすぬま温泉(大田区)、「のれんをくぐればビアバーにDJブース」黄金湯(墨田区)、「1万2000冊、漫画の数ならどこにも負けない」立川湯屋敷梅の湯(立川市)。それぞれブカンの感染対策にも取り組みつつ、個性を活かしてファンを増やしているようです。
○陽光に照らされ浮かぶ造形美
名古屋市政資料館
(2020年7/5 毎日 日曜くらぶ「レトロの美」)
……外壁の赤レンガと白い花こう岩のコントラストが美しい同館は、1922(大正11)年に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設された。戦後は名古屋高裁・地裁として79(昭和54)年まで使われていた。……
△ここで人々の争い事が審判されたのかと思うほどの美しい建築物です。
○曲線多様 講堂の天井
高輪消防署二本榎出張所
(2020年7/19 毎日 日曜くらぶ「レトロの美」)
今ではあまり見かけない望楼(火の見やぐら)が、高輪消防署二本榎出張所にはある。……1933(昭和8)年に落成した当時は周囲に高い建物はなく、海抜25メートルの位置にあるため、東京湾を眼下に眺望できたという。……3階の円形講堂は、8本の梁(はり)が中心に集まり、10個のアーチ窓と一体化していて、躍動感のある意匠が特徴だ。曲線を
多用する「ドイツ表現主義」の様式美を生かしているという。……
△消防署の建物なのにこれほどまでに凝った造り。
○読売「All That Cinema 」から
(2020年7/17)
・支え合う老人と若い娘/「ぶあいそうな手紙」(ブラジル)
・「幸福の花」がもたらす恐怖/「リトル・ジョー」(オーストリア、英、独)
[禁断の植物がもたらす新感覚スリラー!映画『リトル・ジョー』冒頭本編映像 - YouTube
○毎日「シネマの週末」から
(2020年7/17)
・「最後の砦」を守るため/「パブリック 図書館の奇跡」
○朝日「プレミアシート」から
(2020年7/17)
・墜落の謎の死 現れた謀略/「誰がハマーショルドを殺したか」
映画『誰がハマーショルドを殺したか』予告編 - YouTube
気になった記事からです。
○日テレ、「スッキリ」の放送内容で謝罪「アイヌの方を傷つけた」
(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210312/k00/00m/040/289000c
△「あ、犬」もダメの言葉狩り。「差別、差別」と騒ぐことが本当は差別が好きなのではないかと思ってしまいます。