週末の晩、実家にて。12/20 2019

今晩は実家に寝泊まりしています。

下山事件 最後の証言 完全版」を読了。
読後の所感など諸々あるのですが、後日書きたいと思います。

「精神鑑定 脳から心を読む」
(福島章著・講談社文庫)を読み始めました。

(自己像幻視)
「僕は、自分の姿を見たことがあるんです。…お婆さんに話したら『あんまり人に話さない方がいいよ』と言われました。それで、これまでは、お婆さん以外には誰にも話していません。」
30代男性Yの犯罪は、身代金目的人質誘拐、そして身代金は取れず人質の幼女を殺害してしまったというもの。

死刑の求刑は間違いない。
はたして詐病なのか?

(離人症)
この犯人は、さらに追い討ちをかけるように「僕は、自分が自分でないような感じがするんです。…」と話す。

被告人に心理検査が実施される。バウム・テストと呼ばれる「1本の木を描く」というもの。
被告人は、死刑とはならず無期懲役となった。

そして、東海地方で起きた4人を殺害した放火・殺人事件。
1審の精神鑑定では、被告人Cを「分裂質人格障害」と診断。(孤独を好み、一人旅をしたり、富士山の写真を撮る)
……クレッチマーの『分裂病質』
高裁(2審)で著者の診断、心理テストでは特別な所見は見当たらず。しかし、MRIで脳に微細な変異が認められる。
『カタストローフ反応』を起こしやすい「脳病質」。
C被告は無期懲役となった。……

北陸のある街で50歳の男性(鍵作り職人K)が妻を殺害した事件。…

しかし、殺人事件を起こしても懇切丁寧に精神鑑定が行われて、被告人の量刑が減軽されるなんて…。

気になった記事からです。

熊谷6人殺害事件 検察側が上告断念 死刑の可能性なくなる
(NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191219/k10012221421000.html

大阪・心斎橋通り魔の無期確定へ 裁判員の死刑破棄5件目
(産経新聞Web)
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/191202/afr1912020028-s1.html

5回のうち3回が「延命裁判官」村瀬均だという…。
日本の司法は「狂っている!」

クローズアップ現代を見ました。
亡くなった方の部屋の書棚に「スタンダード100 刑法」らしき本があって胸があつくなりました。
担当はU井さん、どうしているかなぁ…と。

なぜ男は冬富士に向かったのか?
(NHKクローズアップ現代)
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4365/index.html